東淀川区豊里7丁目19-7
豊里クリニックモール1F
成仁会病院北隣 大桐1丁目バス停前
(市バス上新庄駅前行、 京阪バスJR吹田行)
市営地下鉄今里線だいどう豊里駅A番出口
内環状線北へ徒歩1分
駐車場あり
Tel:06-6170-2415(つよいこ)
http://kkc.atat.jp
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@あかちゃんが熱を出した!どうしよう?
なんとなく様子がおかしいので測ってみたら熱がある!
こんなとき、小さい赤ちゃんをお持ちのお母さんはとっても不安になられることと思います。大急ぎでとるものもとりあえず小児科へ…。
ちょっと待ってくださいね。その前にいくつか確認することがあります。
A本当に熱がありますか?
ふだん元気なときにあかちゃんの体温を測ってみたことはありますか?
子供は一般に大人より基礎体温が高いです。通常37℃〜37.5℃くらいが平熱といわれています(年齢が上がるにつれて低くなっていきます)。
ですので、このくらいの体温であればあわてる必要はありません。
あかちゃんの様子をよく見て、熱だけじゃなくやっぱり何か様子がおかしいと思われる時は小児科を受診して異常がないかどうか見てもらいましょう。
あかちゃんの機嫌がよく、ミルクもいつも通り飲んでいるようならしばらく様子をみてみましょう。
また、あかちゃんはミルクを飲んだ後、激しく泣いて暴れた後、布団や衣服を着せすぎているとき、部屋が暑いときなどには体温が高くなります。
熱があるのかな?と思ったら、まずは涼しくして、15分位してからもう一度計りなおしてみましょう。
それでもやはり37.5℃以上あるようなら熱があると考えてください。
Bすぐに受診したほうがいいの?
かかりつけの医療機関があいている時間であれば、できるだけ受診しておきましょう。大丈夫かなと思って様子をみていたら、
夜になって元気がなくなってきて、あわてて遠くの急病診療所に駆け込んで長い時間待たされた、
なんていうのはよくある話です。
急病診療所の医師はかかりつけの先生と違いふだんのその子の様子を知りません。
短い診療時間で、自分の症状を訴えられず泣いてばかりの初対面の子供の状態を的確に判断するのは、
経験を積んだ小児科医でも難しいのです。急病診療所では、ふだん子供を診ていない内科の医師が診察をすることも多いのでなおさらです。
このようなリスクを考えて、はやめに一度はかかりつけの小児科専門医にみてもらうことをお勧めします。
かかりつけの医療機関が閉まっている時間に急に体調が悪くなった場合、急病診療所を受診する必要があるかどうか判断に迷いますよね。
すぐに受診したほうがいいと思われる基準は以下のとおりです。いずれかに当てはまる場合はすぐに受診しましょう。
1)3ヶ月までの小さい赤ちゃん
2)ぐったりしている、ずっとうとうとと眠っている
3)何度も吐く
4)顔色が悪い
5)呼吸が異常にはやい、ゼーゼーと息苦しそう
6)ひきつけを起こした
熱はあるけれど機嫌はよい、ミルクは普通に飲める、という場合はおうちで翌朝まで注意深く様子を見ましょう。熱があるときはできるだけ薄着にして、水分をこまめに与えてあげてください。
お子さんが熱を出しているとき、少しでも楽にしてあげたいというのが親心。だからといって何でも熱さましをつかえばいいというものではありません。
小さいお子さんに熱さましを使うと体温が下がりすぎてしまうことがあります。
薬は小児科医に指示されたとおりに正しく使いましょう。ご兄弟のお薬を使ったりするのもやめてくださいね。
熱さましは体を楽にして消耗を少なくするために使います。熱さましには病気そのものを治す力はありません。
熱さましを使ったからといって病気が早く治るわけではないのです。
体を楽にするのが目的ですから、熱があっても元気であればお薬を使わずに様子をみてください。
寝ているお子さんの熱が高くても、眠っている時は起こさずそのまま様子を見ましょう。
薬を与えるためにせっかく休んでいるお子さんの休息を妨げるのは逆効果です。
インフルエンザやみずぼうそうのときは、ある種のの熱さましを使うと脳症という思い病気になる頻度が増えるといわれています。
通常、小児科専門医はこのような薬をお子さんに処方することはありませんが、内科ではよく使われているため注意しましょう。
熱の原因はいろいろですが、こどもの発熱の大半は病原微生物が体に入ることによって起こります。これを感染症といいます。
感染症のときは病原体を殺すために抗生物質を飲まなくてはならないと思っているおかあさんに時々お会いしますが、これは
必ずしも正しくはありません。
感染症の原因になる病原微生物はとても多くの種類がありますが、大半がウイルス、または細菌と呼ばれる種類に分類されます。
抗生物質は、これらのうち細菌を殺すために使われます。その他の微生物に効果があるものもありますが、ウイルス類には全く効果はありません。
一方、こどもの感染症の多くはウイルスが原因で起こります。夏かぜやインフルエンザ、水ぼうそうにはしか、おたふくかぜなどすべてウイルスが原因です。
これらの病気では抗生物質を飲んでも、下痢をしたりするだけで効果はありません。
そのため、小児科医は熱の原因となっている微生物が何であるかをまず見極めるべく努力します。診察の所見だけでなく、
経過や症状が診断の決め手になります。おうちでの様子など、整理して伝えていただければより正しい診断につながります。
また、ウイルス感染であっても症状が長引く場合は、体力・免疫力の低下によって細菌の二次感染(混合感染)を引き起こして
いることがあります。このような場合には二次感染の治療のために抗生物質を投与します。
抗生物質を使うかどうかの判断には経験が必要です。安易な抗生物質の服用は好ましくありません。熱=熱さましではあっても、熱=抗生物質ではないのです。
夏かぜのひとつで、コクサッキーウイルス、エンテロウイルスという種類のウイルスの感染でかかります。
口の中にたくさん口内炎ができ、手のひらや足の裏、ひざ下などに小さな水ぶくれのような赤い発疹ができます。
高い熱が3−4日続くこともあります。
特別な治療法はなく、熱さましなどを使用して様子を見ます。
口の中が痛くて食事や水分がとりにくくなりますので、口当たりのよいものを少しずつとらせましょう。
すっぱいもの、あついもの、からいものはしみるので控えてください。
水分が十分とれないときは脱水をおこしてしまうこともありますので2−3日に1度は小児科を受診しましょう。
ひどくなると髄膜炎になることもあります。頭痛、はき気、嘔吐があるときも小児科を受診してください。
コクサッキーウイルス、エンテロウイルスはたくさんの種類がありますので何度もかかる人もいます。
人にうつるため、症状がなくなるまで幼稚園、保育園はお休みしてください。